人々が念動力を手にした1000年後の世界を舞台としたSF作品。
著者の3年半ぶり長編小説であり、上・下の二冊構成の書き下ろし。ページ数は上下巻合わせて1000ページを越える。文庫版は上・中・下の三冊。
2008年、第29回日本SF大賞受賞作品。

渡辺早季は、閉鎖的だが穏やかな田舎町「神栖66町」で幸福に少女時代をおくった。ある日、町の外へ同級生たちと出かけて小型図書館端末ロボット「ミノシロモドキ」と出会う。質問することにより21世紀前半の超能力者誕生から非能力者との敵対、その抗争から能力者の勝利と文明の崩壊、その後の暗黒時代、町の管理支配の実態といった禁断の知識を知ってしまう。その直後、バケネズミ同士の戦争に巻き込まれ、命からがら町に戻るがしだいに恐ろしいことが起き始める。

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